肝臓病の治療について

C型肝炎

C型肝炎に対しては、2014年9月より経口剤のみによる治療が保険適用となりました。治療効果はきわめて良好で、ほとんどの方でインターフェロン治療時にみられたような強度の副作用は認められません。服用期間は多くのもので3ヵ月間です。高額なお薬ですが、肝炎治療助成制度や高額療養費制度を使用していただけます。

【セログループ1型】

ソフォスブビル+レディパスビル併用(ハーボニー)治療
当院では、平成29年11月までに34名に服用していただき、効果判定可能な32例全例(100%)でウイルス排除ができています。
オムビタスビル+パリタプレビル併用(ヴィキラックス)治療
当院では、平成29年11月までに7名に服用していただき、効果判定可能な6例全例(100%)でウイルス排除ができています。
エルバスビル(エレルサ)+グラゾプレビル(グラジナ)併用治療
当院では、平成29年4月までに4名に服用していただき、効果判定可能な4例全例(100%)でウイルス排除ができています。

肝臓病

【セログループ2型】

ソフォスブビル(ソバルディ)+リバビリン併用治療
当院では、平成29年11月までに20名に服用していただき、効果判定可能な18例中17例 (94.7%)でウイルス排除ができています。
オムビタスビル+パリタプレビル併用(ヴィキラックス)+リバビリン治療
当院では、平成29年11月までに2名に服用していただき、効果判定可能な1例(100%)でウイルス排除ができています。
(全遺伝子型)
平成29年12月よりセログループ1型、2型を問わず全遺伝子型に有効な新しい経口抗ウイルス剤のマヴィレット(グレカプレビル、ピブレンタスビル併用)が使用可能となります。服薬期間は通常8週間です。

B型肝炎

経口抗ウイルス剤のテノホビルアラフェナミド(ベムリディ)、テノホビル(テノゼット)、エンテカビル(バラクルード)、アデホビル(ヘプセラ)、ラミブジン(ゼフィックス)による治療が、肝炎治療助成制度を利用して行えます。経口剤が使用できない方や、効果が不良な方には、ペグインターフェロン治療も可能です。

肝臓病

自己免疫性肝障害

【自己免疫性肝炎】

軽症の方にはウルソ治療、増悪期にはステロイドやアザチオプリン治療を行います。

【原発性胆汁性胆管炎】

原則的にウルソ治療を行います。
原発性胆汁性胆管炎と自己免疫性肝炎はともに難病に指定されていますので、治療費等は公費負担となる場合があります。

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)

肥満等による脂肪肝が進行した病態で、減量が基本で食事療法が肝要です。

アルコール性肝障害

禁酒(節酒)が唯一の治療です。現在の肝予備能、肝線維化進展度の把握が必要です。線維化進展例は発癌リスクが高く、厳重な経過観察が必要です。

肝臓病

薬剤性肝障害

サプリメントも含め、どんな薬剤でも肝障害を引き起こす危険性があります。まれには劇症化して死亡することもありますので、むやみな薬剤服用は慎むべきです。

急性肝炎

海産物等の摂食によるA型急性肝炎、多くは性交渉によるB型急性肝炎、いのしし、しか、ぶたなどの生肉摂食によるE型急性肝炎、薬剤性の急性肝障害、自己免疫性肝炎急性増悪などが突然発症することがあります。黄疸が出現することも多く、通常入院加療が必要となります。

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電話

06-6423-5222

@加藤道夫 肝臓内科クリニック
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